須金ぶどう梨生産組合の紹介
須金地域の概要
周南市北東部の標高200mの山間部に位置しています。昼夜の温度差が大きいため、果物づくりに適しています。また盆地のため、台風などの被害が比較的少ない地域です。
産地の概要
須金地域の桧山(ひやま)地区に昭和10年~30年かけてナシ、ブドウの栽培が広まり、昭和40年以降「もぎ取り観光」を中心とした販売が発達してきました。
ナシ・ブドウ作りのよりよい環境作りを目指し、昭和50年~54年にかけて園地造成・開発が行われ、現在の観光果樹団地(名称:須金フルーツランド)となりました。
果樹団地を担う生産者により、昭和51年に「桧山(ひやま)ぶどう・なし生産組合」(現在:須金ぶどう梨生産組合)が結成されました。
須金ぶどう梨生産組合の概要
組合員 | 15農園(観光は14農園) |
栽培面積 | 22ha栽培品目 ブドウ ナシ |
組合活動の内容 | 農園同士の交流と連携強化、地域コミュニティへの参加、栽培技術の向上、新品種の研究、地域との共同によるふれあいプラザ須金の運営、販路の開拓、販売促進など |
品種構成 |
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エリアマップ
組合の特徴
観光販売、直売に加え、ふれあいプラザ須金でゆうパックやインターネット販売を行っています。
それぞれが切磋琢磨し、個性と特徴を発揮してどこの園に行っても楽しんでもらえるよう日々努力しています。
県内の他の果樹産地に比べ、世代交代が進んでおり、15園の内、7園の経営者は40才代と若い人が頑張っています。
家族経営協定を締結し、家族みんなが経営に参画しています。
環境に優しい果樹栽培に取り組んでおり、エコファーマーに認定されています。
家族経営協定とは、家族農業経営にたずさわる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って経営に参画できる魅力的な農業経営を目指し、経営方針や役割分担、家族みんなが働きやすい就業環境などについて、家族間の十分な話し合いに基づき取り決めるものです
「エコファーマー」とは、「持続性の高い農業生産方式の導入の促進に関する法律」にもとづき、たい肥等を使った土づくりと化学肥料・化学農薬の使用の低減を一体的に行う農業者の愛称です。環境保全型農業に取り組む農業者を支援するため、持続性の高い生産方式を導入する計画を立てた農業者を、山口県知事がエコファーマーとして認定します。
組織図
2022年12月末現在
組合農園位置図
1 | 日の出農園 |
2 | ひふみ農園 |
3 | 五郎丸農園 |
4 | 山本ぶどう梨園 |
5 | 吉安農園 |
6 | 広実農園 |
7 | ふるた梨ぶどう園 |
8 | (有)福田フルーツパーク |
9 | 梨と葡萄のやまがた農園 |
10 | かいたファーム |
11 | 瑞樹農園 |
12 | 今田農園 |
13 | きときと果樹園 |
14 | あゆみ農園 |
15 | 松田観光農園 |
組合の沿革
昭和10年頃 | 先駆者1名が梨栽培を開始 |
昭和30年代 | 栽培農家の拡大、巨峰の導入 |
昭和40年 | もぎとり観光開始 |
昭和51年 | 国の事業で果樹園整備、桧山ぶどう・なし生産組合を設立 |
昭和53年 | 観光料金、案内看板を統一 |
昭和62年 | 巨峰ワイン生産開始(令和2年まで) |
平成7年 | 観光案内所・直売所を開設 |
平成8年 | 桧山ぶどう・なし生産組合を須金ぶどう梨生産組合に改称 |
平成10年 | 全戸が家族経営協定を締結 |
平成19年 | ふれあいプラザ須金完成 |
平成28年 | 組合設立40周年 |
令和3年 | 果樹産地構造改革計画(5年間)継続策定 |
令和3年 | 獣害防護柵を整備 |